先週、アマゾンでサイバーマンデーなるセールをやっていて、ついつい色々と買ってしまいまして…
アマゾン限定販売のオプティマス・プライムとオライオンパックスのセットがなんと半額!!!!!!という事で購入。
おや…
これは一体…
まあ普通に2セット目なんですけどね。
元々は値引きなし(!)の定価で買ったんですよコレ。それが半額になるとはねぇ…。なんか悔しくて、半額で買えば1セットの価格が25%オフやん!という謎の理屈で購入したという。
まーた無駄金使ってしまって…どうすんのよと。
仮にですよ、転売するとしても半額になったような品(2017/12/18での通常価格は29%オフの4200円)で元を取るのは極めて難しい。10年後に売れば当時の実売価格よりかは上になるかもですが、日銀が年2%の物価上昇を目標としている…そんな程度のものならともかくトランスフォーマー玩具の価格上昇はそれ以上のものがあるので、単純計算は難しものの、確実に言えるのは6000円が手元に入る程度の価格で転売するのは赤字だという事。

【Amazon.co.jp限定】 トランスフォーマー TLK-EX オプティマスプライム&オライオンパックス 2体セット
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: おもちゃ&ホビー
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そんな訳で10年後のトランスフォーマー玩具の価格を考えるにあたって、とりあえず表とそれに伴うグラフを作成して考えてみた。複数ラインがある故に年被りがあったり、抜けているシリーズもあるけれどサンプルとしては充分かと。
上昇率は1985年のを0%として計算。前年からの上昇ではなく、あくまで1985年と比較しての上昇率としている。
こういった事は初めてなので、やり方が正しいかどうかサッパリですがブログネタの戯言程度という事でご容赦を…。
1985年から2018年までのほぼ同サイズの価格を比較してみた
一覧表
ビーストウォーズの頃に定義されたデラックスクラス辺りのサイズの玩具の価格をチョイスした。
年 | 商品名 | シリーズ | 価格(税抜) | 物価指数 | 価格上昇率 | 物価指数上昇率 |
1985 | プロール | トランスフォーマー | ¥1,600 | 83.35 | 0.00% | 0.00% |
1986 | ホットロディマス | TF2010 | ¥1,600 | 85.86 | 0.00% | 3.01% |
1987 | ブランカー | TFザ・ヘッドマスターズ | ¥1,980 | 85.97 | 23.75% | 3.14% |
1988 | ライトフット | TF超神マスターフォース | ¥1,980 | 86.55 | 23.75% | 3.84% |
1989 | ブラッカー | TFV | ¥2,300 | 88.52 | 43.75% | 6.20% |
1990 | ソニックボンバー | TFZ | ¥2,300 | 91.25 | 43.75% | 9.48% |
1995 | コンボイ ミサイルトレーラー | TFG2 | ¥1,500 | 97.61 | -6.25% | 17.11% |
1997 | チータス | ビーストウォーズ | ¥1,500 | 99.44 | -6.25% | 19.30% |
1998 | ビッグホーン | BW・セカンド | ¥1,500 | 100.11 | -6.25% | 20.11% |
1999 | コラーダ | BW・ネオ | ¥1,500 | 99.77 | -6.25% | 19.70% |
1999 | メタルスチータス | BW・メタルス | ¥1,800 | 99.77 | 12.50% | 19.70% |
2000 | マッハアラート | TFカーロボット | ¥1,800 | 99.09 | 12.50% | 18.88% |
2003 | ホットロッド | TFマイクロン伝説 | ¥1,980 | 97.20 | 23.75% | 16.62% |
2004 | ホットショット | TFスーパーリンク | ¥1,980 | 97.19 | 23.75% | 16.60% |
2005 | エクシリオン | TFギャラクシーフォース | ¥2,000 | 96.91 | 25.00% | 16.27% |
2007 | バンブルビー(MA-03) | 実写劇場版TF(2007) | ¥2,200 | 97.22 | 37.50% | 16.64% |
2008 | バンブル | 変形!ヘンケイ!TF | ¥2,000 | 98.57 | 25.00% | 18.26% |
2009 | バンブルビー(RA-03) | TFリベンジ | ¥2,300 | 97.23 | 43.75% | 16.65% |
2010 | バンブルビー(TA-02) | TFアニメイテッド | ¥2,300 | 96.53 | 43.75% | 15.81% |
2010 | バンブルビー(UN-02) | TFユナイテッド | ¥2,300 | 96.53 | 43.75% | 15.81% |
2011 | ニトロバンブルビー(DA-18) | TFダークサイド・ムーン | ¥2,600 | 96.27 | 62.50% | 15.50% |
2012 | バンブルビー(AM-02) | TFプライム | ¥2,000 | 96.22 | 25.00% | 15.44% |
2013 | ハンターバンブルビー | 参乗合体TFGo! | ¥2,500 | 96.55 | 56.25% | 15.84% |
2013 | ゴールドバグ | TFジェネレーションズ | ¥2,980 | 96.55 | 86.25% | 15.84% |
2014 | バンブルビー(AD-27) | TFロストエイジ | ¥2,800 | 99.21 | 75.00% | 19.03% |
2015 | バンブルビー | TFアドベンチャー | ¥2,500 | 100.00 | 56.25% | 19.98% |
2016 | クロームドーム | TFレジェンズ | ¥4,000 | 99.88 | 150.00% | 19.83% |
2016 | スタースクリーム | TF ADV マイクロンの章 | ¥2,500 | 99.88 | 56.25% | 19.83% |
2017 | ニューバンブルビー(TLK-22) | TF最後の騎士王 | ¥2,800 | 100.25 | 75.00% | 20.28% |
2018 | オートボットジャズ(PP-07) | TFパワー・オブ・ザ・プライム | ¥2,800 | 100.25 | 75.00% | 20.28% |
2018年の物価指数は当然でていないので、前年のを仮データとして入力。
表を元にしたグラフ
G2から現在に至るまで物価指数はほとんど変動していないのが判る。1985年から1995年の間に17%程上がった様だが、その後の22年は3%しか伸びていない。
トランスフォーマーの玩具価格は今年展開された最後の騎士王のが2800円な為、実に75%もの物価上昇をみせていて、物価指数との乖離が明白になっている。
玩具価格の決定は設計、金型といった初期投資から、人件費、材料、運送、為替レート、維持費などなど多岐に渡る為に、価格の変動理由を一概に言う事はできない事を前置きして、憶測で触れてみたい。
価格が上がる基本的な理由
国内でトランスフォーマーが始まった頃にプラザ合意があり、それによって急激な円高となってしまった為に、国内生産では採算が取れなくなりTF2010の頃にはもう海外生産になっていたものの、慣れない海外生産と北米の安全基準も相まって、非常に大味な玩具が多かった時代でもあった。それがクリアできたのがG2の頃ではないかと思う。
G2以降は変形後は立たせるだけのが多かったG1時代よりも、飛躍的にポーズを付けられ、変形も複雑化した事による可動箇所の増加、シールの廃止と塗装がメインとなった…といった点もコストアップに繋がったのではないだろうか。
ただ、それでも海外生産のコストの安さがそれを補ってくれていたのだろうが、結局は安価だった海外生産のコストも上がってしまい、それまで補われていたものが一気に瓦解してきたように感じる。
大幅に変動している部分について
前半のグラフでTFV、TFZと大きく価格が上がっているものの、これは玩具サイズが他よりもワンランク上のサイズだから(入れるなよ…)。また、TFザ・ヘッドマスターズはターゲットマスターをサンプルにしたが、メインキャラのヘッドマスターは2300円であり、初代トランスフォーマーでもプロールと同サイズのTFの多くは1600円だったものの、同サイズでありながらマイスターは1800円であるなど価格には多少のブレがある。
後半のグラフで上下している要因には、年を基準に並べたグラフ故に、一般向けとファン向けのシリーズ毎の区分がされていない事が一因している。
TFレジェンズで大きく跳ね上がっているが、このシリーズは海外で先行発売されたものを仕様変更してクオリティアップと数ページのカラー漫画を付属、そしてファン向けのシリーズ故に恐らくは少量生産での販売であり、ファンからは好評だったものの価格が非常に高いシリーズとなった。
逆に2000年以降で大きく下げをみせているのがTFプライム。この玩具シリーズはTFレジェンズとは逆にシールを添付する事で塗装を減らし、パッケージも簡素化するなどのコストダウンを図ることで価格を下げた事もあって、ファンからは不評の的となり、翌年のTFGO!では前年から2割増の価格となり、シール無しの仕様に戻している。
最もインパクトのあった値上げ
個人的に一番価格上昇を感じたのはBWメタルスかな。実際にはBWネオの頃から1800円の価格帯の商品はでていたものの限定的であり、ほぼ全てのサイズに渡って価格が2割程アップした負のインパクトはとても大きかった。
近似曲線での未来予想グラフ
一作目からの見ると、10年後は3300円前後になる模様。
しかしながら、実際の所初代TFからTFギャラクシーフォースまでは大きく値段が変動していない時期でもある為に、ここがノイズになってしまっているように感じる。
その為、マイクロン伝説以降での近似曲線を作成。先述のより500円ほどアップ。
10年後のデラックスクラスは3300~3800円辺りになるのではと思われる。
しかしながら、物価指数が相変わらず低迷している中で、これ以上の価格上昇を本当にできるのかは眉唾もの。日本の景気がどんどんよくなって、物価指数がグングン上がっていけば…といった所か。
TFレジェンズではあれだけ強気な価格設定をしてきたものの、その直系にあたるTFパワー・オブ・ザ・プライムでは、前年のTF最後の騎士王と同価格帯にした所に、タカラトミーとしてもこれ以上の値上げには慎重になっているのが伺える。
幾らで売るべきか
端的にみて10年後は45%前後のアップが予想されるので現在6000円なら、10年後は手取り8700円ぐらいが妥当と言った所。
10年後、本当にこんな価格になるのかというのは、かなりの眉唾もの。
高度成長期ならともかく…。
余談ながら、今回のセットの片割れはTFユナイテッドでも発売されており塗装などの仕様は異なるものの価格は今でもプレ値という。

トランスフォーマー UN01 TF ユナイテッド オプティマスプライム サイバトロンモード
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- 発売日: 2010/12/28
- メディア: おもちゃ&ホビー
- 購入: 2人 クリック: 42回
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サイバーマンデーで買った他の商品
そんな訳で(どんな訳だ)、他にサイバーマンデーで買った商品でも紹介してこのエントリを締めくくりたい。
オートボット スクィークスRC
これ発売当日は売ってなかったので気になっていたのだけど、タイムセールに入っていたので手拍子で購入。その後、何度かチェックしたものの50個中3個ぐらいしか売れてなかった。あれれー?
もしかしたら、他のショップで安く売ってたのかも…まあ、確認はすまい。
プレイステーション4
遂にというかやっとというか今更購入。抱き合わせのソフト、レゴマーベルはまだ届いておらず再来週ぐらいになるんだとか。
資金のほとんどを常にトランスフォーマー玩具に回していたが故に、ゲーム機の購入が年々後回しになってしまっていたという。
正直、ゲームのグラフィックなんてPS3やVitaで充分なんだけどもうソフトがサッパリだもんね。PS4出て3年以上経てば当然ではあるけど。
それまでやっていなかったソフトを3本購入。
TFライズ・オブ・ザ・ダークスパークは珍しく国内版が出たトランスフォーマーのゲーム。2008年にPS3とWiiで出た劇場版のゲーム以来かな。
TFデバステーションはプラチナゲームズ開発なのに日本じゃでなかったというゲーム。
トリコは…このゲームやる為にPS3買ったんだよね…随分と待ったモンです。上田文人のゲーム好きなんです。はい。
終わりに
当初はサイバーマンデーで買った品だけをうpするだけの予定だったけど、余計なことを思いついて、時間がまた掛かってしまうという…。
大してお買い得でもないだろ!と言われていたサイバーマンデーだけど自分は結局、色々買ってしまったなぁ…と。来月以降の引き落としがツライ。
PSVRも欲しかったけど、流石に無理だった…。
まだPS4は起動すらしていないので、今週からぼちぼちトランスフォーマーやっていく予定。やんぞー。