トランスフォーマーシージ SG-39 オメガスプリーム 玩具レビュー
TRANSFORMERS SIEGE SG-39 OMEGA SUPREME
シリーズ |
シージ |
クラス |
タイタン |
ナンバー |
SG-39 WFC-S29 |
発売日 |
2019/12/26 |
価格 |
25000円(税別) |
SG-39 オメガスプリーム|トランスフォーマーオフィシャルサイト|タカラトミー
解説
オメガスプリームは1985年に初登場。アニメでは『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』『超生命体トランスフォーマー スーパーリンク』『トランスフォーマー アニメイテッド』などに登場しました。
オメガスプリームの玩具は過去にG1で2種、スーパーリンクなど*1がありますが、これは1985年G1版のリメイクとみていいでしょう。
従来のトランスフォーマーよりも感情に乏しく、片言でしか喋らないキャラクターとして描かれており、この設定はその後のアニメイテッド版にもある程度継承されています。
G1アニメでは、同じ大型TFとデバステーターとのライバル関係が設定おり、画像は『オメガスプリームの秘密』でのワンシーンを再現してみたものです。
レビュー
オメガスプリーム
サイズ
クラスはタイタンで、シージ最大のサイズを誇ります。G1では同サイズだったジェットファイヤーよりも1.8倍ぐらいの大きさで、アニメのサイズ比に近いです。尤もG1アニメではジェットファイヤー(スカイファイヤー)とオメガスプリームは共演した事はありませんが。
他の単体のタイタンクラスよりかはややサイズは小さく、合体系よりかは大きいといった中間サイズになっています。
過去のオメガスプリームとの比較でも最高クラスのサイズである事がわかります。
アクションマスターみたいな例外もありますが、オメガスプリームは大型玩具として発売されるのが基本である事も伺えます。
それ故に、フォートレスマキシマスやメトロプレックスと同様、知名度に反してなかなか発売される機会が得られないのですが。
頭部
オリジナル版での頭部のデザインは顔がなく、ダグラムなどに代表される、コクピットのキャノピーを意図したタイプでした。
それが、トランスフォーマーの玩具となり、キャラクター性を付与する際にコミックやアニメ版では顔も追加され、結果として宇宙服のヘルメットを被っているような独特なデザインになりました。
可動
可動箇所は多いですが、又関節にはパーツの干渉とは関係なく可動域に制限があり、大腿部を水平にまで上げる事ができません。もう少し可動域がほしかったです。
右腕の爪は二段階に可動し、デラックスクラスなら容易に掴めます。
左腕の砲身は伸縮が可能です。どちらの状態でも固定可能。
同クラスのダイナザウラーやプレキングと同様に足首が内側に可動できます。おかげで自然な立ちポーズができます。
ロケットベースへの変形
G1同様、胴体はタンクと基地、ウイングはレール、腕はロケットになります。トランスフォーマーでこうやって1体のボディが3分割になるというのは稀有なケースですが、これもG1版に則った変形です。
タンク
キャタピラは可動しませんが、内側にコロ走行できるようにドラムみたいなものがあります。
前部が開閉可能で、マイクロマスターなどの小型TFを搭載できます。
ロケット
ロケットにはマイクロマスターを搭乗可能。G1ロケットベースを踏襲したものです。
ベース
レールはループしており、G1の玩具は元々トミー開発という事もあってプラレール的にレールの上を、タンクが延々と自動走行するのが売りでしたが、そういったギミックがなくなっているのでループしている意味はありません。G1版を再現した名残といえそうです。また、G1版と違う点として橋脚が追加されました。
他のシージ玩具との組み合わせ
基地型の大型玩具ですので、他のシージ玩具との組み合わせるのが肝の玩具です。
マイクロマスター、マイクロンとの組み合わせ
シージではマイクロマスターの数がそれほど多くはないので、マイクロンも出してみました。より巨大感が演出できます。
アークとの組み合わせ
シージのパッケージにはアークが描かれたキービジュアルがありますが、残念ながら玩具はでていません。何故か同年に『トランスフォーマー サイバーバース』の方で『アークコンバインオプティマスプライム 』にアークが付属されて発売されましたので、それを使っています。小型G1玩具は極悪アソートで有名な極小変形版。
また、G1設定ではアークの防衛にも携わっています。
カウントダウン
玩具的にはオメガスプリームの付属品といった扱いですが、G1に倣えばオメガスプリームは警備員なのに対し、カウントダウンはマイクロマスター航空宇宙指揮官と上位クラスだったりします。
カウントダウンが付属されたのも、オメガスプリームが所謂、ロケットベースの要素を持っていたのが理由と思います。
ただ、オメガスプリームの英語での役職はDefense baseで、直訳すれば基地防衛ですから警備員よりずっと重要度の高いポジションです。
銀河系の英雄にして、宇宙の探検家。1000回もの戦闘と戦い、ほぼ100万もの星々を巡り、罪無き者の権利を守ってきた。宇宙に生きとし生ける者にとっては一つの伝説であり、仲間のサイバトロン戦士にとっては励みとなる存在。
トランスフォーマージェネレーションより抜粋
カウントダウンのG1設定はかなり盛ったとしか思えない設定です。
トランスフォーマーでも、高額商品の方が重要ポストに就きやすいのは事実で、カウントダウンがG1において、盛り盛りな設定なのもロケットベースという大型基地とのセットだったからとみていいでしょう。
それでも、こういった明らかに付属品のカウントダウンの方がG1設定においては上官にあたるというのには設定の妙を感じさせます。
エフェクトパーツ
ジェットファイヤーのと似ていますが、爆発を演出する黒煙が追加され、よりリアルな感じがでています。
ボディの凹凸部の各所に取り付けが可能です。
最後に
シージではマイクロマスターやバトルマスターといった小型のトランスフォーマーが登場したものの、かつてのトランスフォーマーZの時のような基地玩具が発売されず、武器に変形するというアームズマイクロン的な活用しかなく、ただの小さいだけのロボットでしたが*2、年末になって漸く基地型トランスフォーマーが発売されました。
マイクロマスターとオメガスプリームといった小型、大型玩具によるサイズのギャップはスケール感を演出させる組み合わせといえます。
今年のアースライズからは小型の基地も予定されていますので、いよいよG1以来のパノラマ的な展開が期待されます。
可動箇所
オメガスプリーム
首 |
肩 |
腕 |
肘 |
手首 |
○ |
☓ |
◎ |
○ |
○ |
指 |
腰 |
股 |
膝 |
足首 |
◯ |
○ |
○ |
○ |
○ |
カウントダウン
首 |
肩 |
腕 |
肘 |
手首 |
☓ |
☓ |
○ |
☓ |
☓ |
指 |
腰 |
股 |
膝 |
足首 |
☓ |
☓ |
◎ |
○ |
☓ |
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画像集
パッケージ
オメガスプリーム
ロボットモード
頭部
ロケットベース
タンク
ロケット
基地
変形
基地
ロケット
タンク
エフェクトパーツ
カウントダウン
ロボットモード
頭部
ビークルモード
変形
ビークルモード
ポーズ集
他玩具との比較
その他
お借りした素材
背景画像はこちらからお借りしています。
gahag.net草原はWindowsのデフォ壁紙でもいいかなとも思いましたが、辞めときました。
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