お題その2「今年、買ってよかった物」
…という、はてなブログのお題にありましたので
今年購入したトランスフォーマー玩具について書いてみます。
5選とはなっていますが、別にベスト5という性質のものではありません。
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ユナイトウォリアーズ ブルーティカス
昨年に引き続き、今年も展開されたユナイトウォリアーズ(とコンバイナーウォーズ)からです。
コンピューティコンやリンクスマスターでも良かったんですが、とりあえずコレで。
アマゾン等々では散々な評価ですけど、あくまで品質の問題であって玩具そのものの出来とは関係ありません。
先行して販売されていた海外版がG1玩具版をベースにしていたのに対し、カラーリングはG1アニメ版に近いものとなり、流用が多いシリーズの中でブレストオフをアニメ版に近いデザインで新規設計したりと、力の入ったものだったのですが、発売後、不良報告噴出で全部ご破算になろうとは。安物ならまだしも、割引でも当初は約11000円したものだけにねぇ…WiiUロンチもそうですけど一度付いた悪評はなかなか覆せないモンです。
それでも数年前にあったトランスフォーマーGOのジンブは全回収という事態になったのに、こちらはそうはならなかった辺り割合的にはどうだったんでしょうね。値崩れする様を見せつけられるぐらいなら回収してくれた方が予約して買った身としては有り難いのですけどね。
タカラの品質チェックのザルさは今に始まった事ではありませんが、こんな事で評価を貶めてしまうのは自業自得とはいえあまりにも残念です。
現在は1万円程です。最安値では8000円切ってました。
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アドベンチャー ビスク
『トランスフォーマー アドベンチャー マイクロンの章』は現在の柱ともいえるメインシリーズの筈なんですが、なんだかパッとしませんね。レジェンズ、ユナイトウォーリアーズ、マスターピースといったG1中心のリメイク商品に圧され気味の印象です。
このシリーズ、2年目に突入したのはいいものの昨年より明らかに玩具展開の規模が縮小され、ただでさえ少ない悪役も満足にでていません。アニメ登場キャラにも関わらず未発売が結構あります。
今年の特徴としてヘッドマスターを展開しているレジェンズ同様、小型のフィギュアであるマイクロンを絡めた玩具展開が行われた訳ですが、玩具のプレイバリューには欠けている感じです。まあマイクロンがしっかり活かされた玩具シリーズなんて『超生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』ぐらいなものですけど。
ただ、アニメでのマイクロンの描写はマイクロン伝説よりも踏み込んだものになっているのはいいですね。マイクロン自体は昨年のから既にドリフト、フラクチャーのパートナーマイクロンが居て、しっかりとした人格が描写されていました。今年になってから新登場したマイクロンは小型ながらもオートボット、ディセプティコンを操ることができる事で、明確に自立した存在として描写されています。
さてさて、そんな状況ではありますが、ビスクみたいな独特なデザインのキャラをリリースしてくれた事は良かったです。オートボットサイドもまたキャラの個性は強いものの顔のデザインで冒険する事がないだけに、こういったクリーチャー系のヘッドはインパクトがあります。
同様に個性的なデザインが光るハンマーストライクやチョップショップ、キックバックとかも出てほしいものです。ハンマーストライクがまたユニークなデザインなんですよ。ビスク自身のアニメの登場は比較的早かったですが、商品化までに1年以上掛かりましたし、来年も(少なくとも海外では)シリーズは続くようなので気長に待ちたい所です。
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レジェンズ ブラー
一昨年の秋頃からスタートしたレジェンズですが、フォートレスマキシマス、ガルバトロンを始めとするヘッドマスターズの販売と年末にはスーパージンライの発売が予定され、ヘッドマスター玩具のプレイバリューの高さも加え今年最も満足の行くシリーズ展開でした。
そんなレジェンズの中でもブラーを挙げておきたい所です。
ブラーは所謂『トランスフォーマー・ザ・ムービー』が初出のムービーTFな訳で、アニメデザインが先行したキャラクターでした。
『超ロボット生命体トランスフォーマー2010』の時に販売された玩具はなんとも言い難い出来の代物で、その後も『トランスフォーマー アニメイテッド』や『トランスフォーマー ユナイテッド』などでも販売されましたが、ムービー版とは大きく異るデザインの物でした。
ただ、アニメイテッド版なんかはお蔵入りした『トランステック』でのチータスのデザイン彷彿させ、ビークルモードは『マッハGoGoGo』を思わせるなかなかナイスなデザインでした。
今回のレジェンズ版でよくここまでムービー版を再現してくれたなって思います。これ以上のものはマスターピースを待たないと難しいのではないでしょうか。
ホットロディマスのマスターピース化は2度目となり2010年以来のものとなります。
現在、完全新規で2度マスターピース化したのはコンボイと来年発売のメガトロン、そしてこのホットロディマスだけです*1
正確には2010年に発売されたのはロディマスコンボイでしたが、実質的にあれはホットロディマスでした。ロディマスコンボイはオマケだったんです。ロボットモードでは申し訳程度の差分しかなく、ビークルモードはほとんどが別パーツで共通していたのはウイングとタイヤだけという代物でした。そして北米ではターゲットマスター ホットロディマスとして販売されました。
それに加え、ただでさえTF玩具の中でもトップクラスの変形難度だったにも関わらず、未完成といっていいぐらいパーツが上手く噛み合わないほどタイトな設計になっていて、ちゃんとした手順であってもまともに変形が出来ないという代物となってしまいました。
ロボットモード、ビークルモード共にプロポーションは正に劇場アニメでみた姿を再現していただけにに残念な出来の玩具でした。
今回のバージョンはそういった鬱憤をようやく解消してくれました。これでようやく2010年度版を窓から投げ捨てられます(捨てません)。
MPホットロディマス、アニメ設定に沿った変形になっていて感心する。
— ぐり (@HI_R) 2016年2月28日
腰回す必要ないけど。 pic.twitter.com/vMImj1s3sp
プロポーションは2010年度版に及びませんが変形は非常に簡単になりました。その上、劇場アニメでの変形シーンを再現できるのもポイント高いです。
バックの素材には[フリー画像素材] 動物 2, 爬虫類, 鰐・ワニ ID:201204281600 - GATAG|フリー画像・写真素材集 3.0を利用させて頂きました。
フルCGアニメ&リアルな動物に変形するロボット玩具という前代未聞の『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』も今年で20周年だそうです。当時は大いにハマりました。物語の面白さという点においては『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』には及びませんが、ビーストウォーズの全テレビシリーズを通したシナリオ構成の完成度の高さはTFシリーズの中でも群を抜いています。
日本ではヒットしませんでしたが、『ビーストウォーズ メタルス 超生命体トランスフォーマー』1~12話までの前半部分の目が離せない怒涛のストーリー展開は本当に素晴らしかったです。
そんなアニメと同様に、当時発売されたビーストウォーズの玩具も20年経った今なお色褪せない出来の良さです。
MPビーストコンボイ届いた。
— ぐり (@HI_R) 2016年10月30日
イラストがオリジナル版を踏襲していてイイね。
最初は口がむき出しのアニメ顔に違和感あったけど、今はマスクオン状態の方が落ち着かないと言う…。 pic.twitter.com/TWz9cWIAhn
当時の玩具を一部手直ししたビーストウォーズ・リボーン版がありますが、その色を少し変えて一昨年の秋にレジェンズ版として発売しました。それ故にわざわざマスターピース版を出す必要性があるのか?と思ったものですが、これが非常に良く出来ています。ここまでCGアニメ版の姿を再現できるものなのかと思わずには居られませんでした。
過去に発売された『変形! ヘンケイ! トランスフォーマー』のダイノボットやチータス、レジェンズのラットル、ライノックスなどと絡めてアニメシーンを再現するのもなかなか楽しいです。
ビーストウォーズ1話を再現してみたよ。#TFTOYの面白さを伝え隊 pic.twitter.com/txGIepxM3z
— ぐり (@HI_R) 2016年10月30日
行方不明だったダイノボットが発掘されたんでビーストウォーズ2話の決戦シーンぽいのを撮影してみたよ。#TFTOYの面白さを伝え隊 pic.twitter.com/4QPWKa3ayS
— ぐり (@HI_R) 2016年11月12日
本当は今回のお題にはこのビーストコンボイの単独エントリにするつもりでしたが、色々と手間が掛かりそうな感じになってしまったので、こういった形で棚上げしてしまいました。玩具撮影や画像編集にもう少し慣れてから改めてビーストコンボイは取り上げたいと思っています。
トランスフォーマー マスターピース MP32 コンボイ (ビーストウォーズ)
- 出版社/メーカー: タカラトミー
- 発売日: 2016/10/29
- メディア: おもちゃ&ホビー
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終わりに
今年も非常に多くのTF玩具が発売され、ファンとしては嬉しい反面、金銭の工面に苦労させられる思いでした。ゲームなら余程の事がない限り、入手困難って事もありませんし、ハードに至っては待てば待つほど値段も下がり、高性能になったりもします。しかしながら、玩具というものはそういう訳にもいかず買える時に買っておかないといけないのです。
TF玩具において過去、買って後悔する事はほとんどありませんが、買わずに後悔する事は多々ありました。
予告編も公開され来年からはいよいよ劇場版が再始動します。しかも3部作で毎年公開されるとか…。かつては2~3年おきのお祭りみたいな感じでしたが、毎年となるとどうなるのでしょうね…世間での話題は別として玩具展開の規模が気になります。今年と同レベル、もしくはそれ以上だったら破産しますよ(大げさ)。
予告編の冒頭に出てくる翼竜は前作に登場したストレイフかと思いましたが、よくよく見ると首が3つありますね。過去のTFで首3本というとフレイムコンボイやドラゴトロンあたりが思いつきますが…。
何に致しましても無理せずよう買っていきたいと思います。
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