簡単な解説とレビュー
1987年にファーストレーン、クラウドレーカーの2セットがクローンボットとして1980円で発売された。
ファーストレーンはスペースカー、クラウドレーカーはスペースジェットにそれぞれ変形する。
TVアニメでは「トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ」に登場。また海外の「トランスフォーマー ザ・リバース」にも登場している。
1987年は前年度に比べて、ヘッドマスターを皮切りに多彩なバリエーションのある玩具展開が行われ、その中の一つにクローンボット、クローントロンもあった。
同じ姿をした2体のロボットが別々の姿に変形するのが売りで、一つの型をリカラー、リデコする事で水増しする事が多いシリーズ故にそれを逆手に取ったアイデアである。ただ、この頃になるとこの手法でのキャラクターの水増しは減っている*1ので、ダブルスパイやシックスショットなど同時期の玩具の中ではインパクトが弱かったのは否めない。
それまでのトランスフォーマーはビークルや動物などから人型のロボットへ変形する感じのデザインであったが、このクローンボットはロボットモードから車、飛行機に変形する感じのデザインになっている。その為、それっぽい程度の変形であり、同年度に登場したシックスショット、翌年に登場するプリテンダーも同様であった。
アイデアとしてはユニークなものの、これを劇中で活かすのは難しく時代の徒花に終わった感のある玩具である。
以下、画像集。
*1:その後また増える