トランスフォーマー・ムービー・ザ・ベスト MB-03 メガトロン 玩具レビュー
2017年2月4日に発売しましたムービー・ザ・ベスト(MB)版メガトロンの玩具レビューです。
概要
ムービー・ザ・ベストと銘打たれた玩具シリーズはトランスフォーマーの実写劇場版が2007年に第一作目が公開されて、今年で10周年となり、それを記念してカラーリングなど仕様変更を加えた再販シリーズです。
このメガトロンは2009年に公開された『トランスフォーマー リベンジ(リベンジ)』での姿を玩具化したものです。
リベンジでの玩具シリーズは実写劇場版の中では一つのピークを迎えており、完成度が非常に高いものが多いです。反面、変形もまた複雑さを極めていました。
このメガトロンはほぼガワ変形故に変形難度の高いリベンジ玩具の中では比較的、簡単な部類に入ります。
スタイリング
頭部や胴体の複雑なモールドが非常によく再現されていて凹凸がハッキリしています。更に腕の右左のアンバランスや、足のキャタピラなど劇中でのデザインをしっかりと再現しています。
また、右腕の武器は肘に連動して内蔵のブレードが展開し、左腕には発射ギミックがあります。
首の位置からやや前屈みの印象を受け、足はやや短足とプロポーションはお世辞にも良いとはいえません。
可動は充分にありますがパーツの干渉から股関節は思うようにポーズは付けられません。首は比較的フリーに動きますが、こちらも狙い通りの部分に顔を向けるのは少し難を感じました。先述の通り右腕には連動ギミックがあるので、意図せずともブレードが出たり引っ込んだりしてしまいます。
画像をみての通り直立した姿は今ひとつですが、前屈みのファイティングポーズはいい感じになってくれます。
ビークルモードはほとんど背中のパーツを覆い被さる形になる分、劇中再現度は上位玩具のリーダークラスよりも高いといって差し支えないでしょう。
パッケージ
同名同サイズ玩具との比較
左から、実写劇場版一作目、リベンジ、三作目(ダークサイド・ムーン)、四作目(ロストエイジ)になります。何れもヴォイジャークラスです。メガトロンは三、四作目にはリーダークラスが発売されませんでした。
前回のオプティマスに比べると一作毎に姿が大幅に変化するのがメガトロンの特徴といえ、一作目のは劇中で冷凍保存されていた名残として氷のモールドが施されています。商品名は「フローズン メガトロン」でした。リベンジ版では復活の際にキャタピラのあるロボットの残骸を使用した為に、足がキャタピラと変化しました。
といった具合に、何れの姿も映画でのストーリーと密接に連動しているのもユニークと言えるでしょう。
またロストエイジ版のみ、名称はガルバトロンと異なりますが同一キャラクターとなります。
バリエーション
左からムービー・ザ・ベスト版、右が映画公開当時のリベンジ版となります。
リベンジ版がなぜこんなカラーリングになったのか理解に苦しむ所ですね…。前項で触れたフローズンメガトロンもなんですが、あまりしなくてもいい事をしている印象は拭えません。
実の所、実写劇場版のメガトロンでシルバー塗装になったのは、今回が初で漸く念願のカラーリングでの発売に至ったのは嬉しい所ですね。
変形
ロボットモードからビークルモードへの変形です。
ガワ変形故に、それほど難しくはない変形です。ウイングの位置などの細かい配置が見落とし易いでしょうか。また、大抵の部分には固定するジョイントが用意されています。
9番の右腕は肘を折り曲げたまま、背中へ腕を移動する形になります。
その他
なんとなく格闘ゲーム風味に…。画像に使用したオプティマスプライムは以前、少し紹介しましたロストエイジの時に発売されましたバトルブレード版です。リベンジでのシーンを再現するのにロストエイジ、ムービー・ザ・ベストでの玩具を使用せざるを得ないのは如何ともし難い所がありますね(^_^;)。
余談ながらリベンジのゲームは国内版は未発売でしたが、自分はアジア版でプレイしました。充分いい出来じゃないかと思いますね。映画ではほとんど出番のないロングハウルもボスで登場しますし。
素材は写真ACよりお借りしました。
総評
PCで画像加工してみました。ビーストウォーズ・リターンズのコンボイはこんな色で出て欲しかったですね。
来週はいよいよ初代メガトロンのマスターピースが発売されます!