トランスフォーマー アンコール リターンズコンボイ 玩具レビュー
TRANSFORMERS ENCORE RETURNS CONVOY
シリーズ |
アンコール |
登場作品 |
|
発売日 |
2018/11/24 |
価格 |
20000円(税別) |
解説
2004年に公開された『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ・リターンズ』に登場した「リターンズコンボイ」のアンコール版。
オリジナル玩具は海外シリーズの『トランスフォーマー ロボット・イン・ディスガイズ』の『エアアタック・オプティマスプライマル』として、国内で2002年8月、価格は6999円(税別)にトイザらス限定で販売された。
当時品は玩具の発売がアニメの放送よりも先行したしまった為に、海外仕様のままの発売となり、BWリターンズとしての販売は今回が初となる。
その為に、厳密にいえば復刻を意図したアンコール版ではなく、仕様変更をした新商品でありパッケージは当時品とは全く異なっている。
また、過去にも『スカイリンクス』『オメガスプリーム』が国内未発売ながらもアンコール版の形で発売されたケースがある。
アンコール版ではカラーリングがよりアニメ版に近いものとなり、サウンドギミックはBWリターンズでコンボイ役を務めた子安武人氏による新規収録がなされている。
レビュー
頭、胸、右腕、腹部のディスクランチャー、そして背中のスラスターとボディのいたる所にサウンドギミックが仕込まれている。
本来ならオリジナル版は2000年頃に発売予定でトランスフォーマーよりかは『鉄人28号FX』『電光超人グリッドマン』などサウンドギミックを駆使した玩具の系統でもあり、2000年に国内販売された『ゴッドファイヤーコンボイ』と並んで90年代のタカラ玩具の集大成になる玩具だったと思う。
オリジナル版では、アタックモードの飛行姿勢によって音が3種に変化するという仕様であったが、アンコール版は残念ながらオミットされている。
個人的にはここがこの玩具のサウンドギミックにおける最大の魅力と感じていただけに非常に残念としか言いようがない。
デザインはテクノオーガニックを呼ばれる、ロボットとビーストが完全に融合した姿であり、傍から見るとゴリラからゴリラに変形しているようにしかみえない。
この後にも先にもない非常にユニークなデザインは、大衆受けは難しく感じる所で、以降のシリーズにほとんど受け継がれておらず北米でも評判が悪かったものと思われる。
個人的には、初代コンボイのマッチョなイメージを体現しており、非常にお気に入りのデザインである。
上半身(主に腕)を極端に盛っており、通常のプロポーションではイマイチになってしまうウルトラマンの登場シーンのポーズも様になる*1。オリジナル版の“エアアタック”という肩書に相応しい飛行ポーズも決められる。
気になる所として、腕や胸部のネジ穴がロボットモードの表に出てくる点。ビーストモードをメインと考えていたのだろうか。
サウンドギミックの一部がオミットされた事で、個人的に多少なりとオススメ度が下がるものの、オリジナル版などに触れた事のない人はなんらかの形で一度手にとってほしい。
可動箇所
首 |
肩 |
腕 |
肘 |
手首 |
○ |
☓ |
△ |
○ |
○ |
指 |
腰 |
股 |
膝 |
足首 |
○ |
○ |
◎ |
○ |
○ |
画像集
パッケージ
ロボットモード
頭部
ディスクランチャー
スラスター
ビーストモード
頭部
変形
ポーズ集
その他