トランスフォーマーマスターピース　MP-36+　メガトロン玩具レビュー

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TRANSFORMERS MASTERPIECE MP-36+ MEGATRON

シリーズ	マスターピース
ナンバー	MP-36+
発売日	2018/12
価格	24000円（税別）

トランスフォーマーマスターピース MP36 メガトロン

発売日: 2017/04/01
メディア: おもちゃ＆ホビー

解説
レビュー
可動箇所
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解説

2017年に発売されたMP-36メガトロンの玩具仕様バージョン。

タカラトミーモールにて限定発売された。

レビュー

玩具仕様について

玩具仕様という事で上半身にはメッキが塗装され、腰や足には玩具のシールを再現した印刷が施されています。

通常版にあった劇中で使用されたエナジーメイスやベクターシグマの鍵などの付属品はオミットされました。逆に玩具オリジナル武器の高密度赤外線レーザー砲とエレクトロンソードは付属しません。

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頭部と胸部はアニメ、玩具のデザインのがそれぞれ用意されています。ダメージパーツは玩具デザインとの入れ替わる形となり付属していません。

通常版の価格は23000円ですので、この玩具仕様版はパーツが減らされた上に1000円アップしている訳です *1。

通常版のアニメ版を意識したというグレー塗装には不満があったので、このメッキ塗装は待望の一品といえそうですが、手にとって見ると思った以上にメッキ部分の自己主張が強く感じました。アニメ版の胸部だと周りの映り込みがかなり目立ちます。余談ながら撮影の際も極力映り込まないように注意する必要がありました。

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現物が存在しないので断言は難しいですが、旧MP版やレジェンズ版のシルバー塗装が個人的には理想です。メーカーとしても色々な塗装を試した上での決定とは思いますが…。

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玩具仕様をコンセプトにしたバージョンですが、ボディデザイン、変形など旧MP版の方がG1玩具に近いものとなっています。

トランスフォーマーマスターピースムービーシリーズ MPM-8 メガトロン

発売日: 2019/08/31
メディア: おもちゃ＆ホビー

変形

マスターピースシリーズは非常にタイトな変形が多いですが、このメガトロンもその例に漏れず、かなり複雑でキチキチな変形機構となっています。

加えて、このメッキの塗装による厚みが通常版よりも増えてしまったのか、非常に変形が困難になっている部分も否めません。ただでさえ塗装剥がれが怖いだけに変形させるのも一苦労です。

バレル部分は腰と背中どちらにも配置できますが、その向きの変更にすら手を焼く始末でした。

塗装剥がれも怖いので、今後変形させる事は滅多にないでしょう。身も蓋もない話ですがG1版がありますのでワルサーを手に取りたかったら、そちらで十分です。

サウンドギミック

融合カノン砲にはサウンドギミックが仕込まれており、ビーム、台詞、変形のサウンドを切替えて鳴らす事ができます。通常版との違いはありません。台詞は声優の加藤精三氏が他界されていますのでTVアニメ版のものを流用していると思われます。

カノン砲から声がするのは些かシュールで。本体そっち？って感じです。

終わりに

MP36の玩具仕様版というコンセプトで発売され、付属武器の不足はあるものの、メッキ塗装から新造形の顔、胸パーツ、シールを再現した印刷など、その趣旨はかなり守られていました。

今回、久しぶりに旧MP版も手に取りましたが、玩具としての質の違いにマスターピースシリーズの進化というものを、良くも悪くも実感させる所がありました。現行版を手にとった後だと、旧版のあっさりとした仕上がりに少々の物足りなさがあります。

ただ、現行版の変形は非常に厄介で、どのパーツがどこへ配置されるのか判らないことがしばしばです。ロボットモードの胸部は本来なら銃のスライド部分になりますが、現行版では異なります。旧版はG1版ベースの素直な作りなので（パーツが外れやすいものの）、変形で戸惑うことはほぼありません。それでも概ねパーツ配置自体は現行版でもG1版を踏襲はしています。

そう考えると現行版の方が玩具としての密度が濃い訳ですが、それが良い事かどうかはまた別の話でしょう。

通常版の仕様が公開された時点で、シルバー塗装のバージョンがでるのではと思っていましたが、メッキ塗装の玩具仕様の発売となりました。ただ塗装を変えるだけでなく新規パーツを加え、手の掛かる形での仕様とし、ミクロチェンジシリーズのガンロボとしての側面も匂わせたのは良かったです。

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個人的には当初からシルバー塗装を望んでいただけに、玩具仕様版はこれでいいとしても、通常版のグレー塗装は些か半端に思います。考えようによってはグレーの成型色であった国内G1仕様を意識したとも取れますが…。高い商品故、バリエーションを安易に出すのは厳しいだけに、常に最初の商品の時点で決定版といえる仕様であってほしいものです。